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先輩が唐突に貸してくれて、久々に本を読んでためになったので書き記します。
マーケティングの勉強をしたいと思っていても重い腰がなかなか上がらず、結局学ぶのを諦めてしまっている人に是非読んでいただきたい!
私と同じ営業の人にオススメですね。
身近な事象に潜んでいるマーケティングの概念についてわかりやすく(いい意味で浅く)説明がされているので、本書を読んだあとにもっと深く知りたい!と思うことでしょう!
逆を言えば、もうマーケティングについて仕事で実践していような人にとっては物足りなく感じると思います。
目次
本書は8つの章から構成されています。ひとつひとつが身近な疑問を出発点にしてマーケティングの観点から解説されていますので、とっつきやすくマーケティングの基礎・用語を学ぶことができます。
目次
第1章 腕時計をする人は少ないのに、なぜ腕時計のCMは増えているのか?
第2章 人はベンツを買った後どうしてベンツの広告を見てしまうのか
第3章 雪の北海道でマンゴーを育てる?
第4章 あの行列のプリン屋が赤字の理由
第5章 なぜセブンの隣にセブンがあるのか?
第6章 女性の太った財布には、何が入っているのか
第7章 きゃりーぱみゅぱみゅは、なぜブレイクしたのか?
第8章 古本屋がふつうの本屋より儲かる理由
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感想
個人的に印象に残った章を振り返ってみると・・・
【第2章 人はベンツを買った後どうしてベンツの広告を見てしまうのか】
本章では、ベンツを買った友人がなぜか購入後もベンツの広告を見てしまう事象から、「認知的不協和」という言葉を教えてくれました。
「安い買い物ではなかったが、いい買い物だった」というポジティブな感情と「本当に買ってよかったのだろうか?」というネガティブな感情を併せて抱く、矛盾する気持ちを持った状態のことを言うそうです。
ベンツでは広告やアフターサービス・フォローの手厚さにによって「認知的不協和」を解消し、一度ベンツの車を買った人をファンにする戦略を行っている。
「顧客生涯価値」という言葉もでてくるが、是非本書を読んでいただきたい。
【第4章 あの行列のプリン屋が赤字の理由】
本章では、普段何気なく行っている価格設定・見積り作成方法が学べます。
なぜか行列ができるほどの人気プリン屋さんが赤字の理由を探り、見積りの作り方には2つあることがマーケティングの考え方を絡めて解説されています。営業マンにとっては、今後見積り作成するうえで知っておいて損はありませんよ。
本書で学べること&ビジネス(マーケティング)用語
・コモディティ化
・バリュープロポジション
・ブルーオーシャン戦略
・マーケティングミックス
・認知的不協和
・顧客ロイヤルティ
・顧客生涯価値
・イノベーション
・顧客の創造(ドラッカー)
・プロダクトアウト)
・価格戦略
・価値基準型価格設定
・コスト基準型価格設定)
・チャネル
・チャネルコンフリクト
・ランチェスター戦略
・外線戦略
・内線戦略
・競争戦略(コストリーダーシップ、差別化戦略、集中戦略)
・規模の経済、経験曲線
・顧客開発プロセス)
・イノベーター理論
・キャズム理論
・5つの力
・参入障壁
マンガ版もあります